CMS(Contents Management System)やCXM(Customer Experience Management)、RPA(Robotic Process Automation)システムの開発、販売を行うハートコアは9月27日、同社のヘッドレス型CMSの最新バージョン「HeartCore Web Content Management v12.1」のリリースを発表した。

「HeartCoreCMS」はWebコンテンツの作成と管理、Webサイト以外のアプリ・サイネージ・SNS・IoTなどのマルチチャンネルに対応した配信機能、ヘッドレスCMSとしての外部システムとの連携機能、画像や動画、CADデータなどの素材データやコンテンツを含むデジタル資産一元管理機能などをオールインワンパッケージで提供するCMSで、国内で680社以上の導入実績を持つ。

メジャーバージョンアップとなる「v12.1」では、ユーザー管理機能、コンテンツエディター、コンテンツデータベース、REST APIなどの機能強化や改善が行われている。特に大きく強化されたのが「ユーザー管理」「設定」「REST API」の3つで、「ユーザー管理」機能ではパスワード変更機能、ウェブサイト管理者設定のパスワード確認、パスワード変更時の通知メール、ログイン時のワンタイムパスワード再利用ブロック、全体管理者のパスワードリセット機能などのセキュリティ面が強化された。

「設定」機能では、データベースの設定に4つの「データベース接続のオプション」を追加、データベースのアップグレードなしでデータベース接続文字列の設定が可能になった他、セキュリティ項目でも5つのWebサイトアドレスに関するセキュリティ設定項目が追加。便利な機能としては、ワークフローの詳細画面で、通知メール送信先に「作成者」「編集者」「開発者」「公開者」「管理者」へのワークフローアクション通知メールの設定ができるようになった。「REST API」では、複数のセカンダリプログラムスクリプトに対応した他、デバイス、モジュール、シミュレータ、ウェブエディタのREST APIが追加されている。

CMS機能とデジタルマーケティング機能、サイト内検索機能を標準搭載した廉価版の「HeartCore Starter」とPIM(Product Information Management)やDAM(Digital Asset Management)機能、SEO解析・コンテンツ改善などが標準で利用できる「HeartCore Standard」の2つのライセンスで提供。利用料他は要問合せとなる。