Dataikuは9月22日、デロイト トーマツ グループと協業し、企業がさまざまなデータを分析し、その結果を活用した機械学習モデルの運用管理まで行える統合データサイエンスプラットフォームを提供することを発表した。

両社は、顧客企業のAIプロジェクトに関わりのあるビジネス側、技術側の人たちが同時に使える統合データサイエンスプラットフォームを提供し、データ資産活用に必要なAIモデルの開発・運用・ガバナンスやMLOpsの導入を実現する。

今回の協業において、Dataikuはプラグインやコネクターを利用した、企業内の多種多様なデータソースとの迅速な連携が可能になる統合データサイエンスプラットフォームであるDataikuを提供する。

「Dataiku」はデータ接続から、データ準備、モデル開発と検証、本番稼働、運用管理・監視、モデル再構築といった一連のデータパイプラインのサイクルを、1つのプラットフォームで統制された状態で管理できるMLOps機能と仕組みを備えている。

さらにDataikuは、顧客企業の要望に応じ、一元化された環境で、対話型生成AIのような最新のテクノロジーの取り込み、統制された環境でのモデル開発や運用に適用可能な仕組みの提供が可能。併せて、データ分析やモデルによる出力をリアルタイムでダッシュボード化や、ビジネス部門がインタラクティブに利用できるWebアプリの開発および統制が可能な仕組みの提供もできるという。

一方のデロイト トーマツは、Dataikuの導入のアドバイザリーサービスを提供し、データ分析基盤の構築支援、AI技術の本番活用、組織全体へのMLOpsの取り入れや、AI人材の育成支援に加えて、データマネジメント、データガバナンスの導入支援を行う。