米Qualtricsの日本法人であるクアルトリクス合同会社は9月5日、Webサイト上でのマウスの動きでイライラ感情を測定する「Digital Experience Analytics」(DXA)の国内での提供開始を発表した。

顧客や従業員のエクスペリエンス管理を提供する同社が提供するDXAは、クリックボタンが応答しないときの"エラークリック"、特定の箇所を何度もクリックする"レイジクリック"、マウスを素早く動かす"マウススラッシュ"など特徴的なマウス動作を検出。AIを活用し、何らかの理由でユーザーエクスペリエンスを落としている可能性のある箇所を特定することでコンバージョンや収益損失の防止などに繋げられる。マウス動作は動画で再現でき、動作を検知した場合に関係部署に自動で知らせることも可能でコンバージョン改善のための対処を行える。

  • マウス操作の再現(同社資料より)

    マウス操作の再現(同社資料より)

顧客プロファイルデータやオペレーションデータと組み合わせたエクスペリエンスの可視化なども可能で、オンラインユーザーの満足度やデジタルサービスの向上を図ることができる。マスキング、EU一般データ保護規則(GDPR)要件を満たすためのデータ削除のセルフサービス機能、同意管理機能などのデータプライバシー規制に対応する機能も備える。