NTTグループと日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は9月4日、「TH!NK THE BALL PROJECT」の第一弾として、スマホアプリ「TH!NK THE BALL by fowald」を用いて、ファン・サポーター参加型の気候アクショントライアルを、同日より開始したこと発表した。期間は9月4日~11月30日。
「TH!NK THE BALL PROJECT」は、NTTグループの持つテクノロジーとJリーグにおけるJクラブと各地域の繋がりを活かし、ファン・サポーターや市民が気候アクションに参加しやすく継続しやすい仕組みをつくることで、人々の環境に関する日常の行動変容の実現をめざすプロジェクト。
同トライアルでは、多くの人が気候アクションに取り組む際のペインポイント(何をすれば良いか分からない、一人の力では何も変わらない、モチベーションが続かないなど)をシステムにより解消することで、多くの人の気候アクションへの参加と継続を促せるかを検証する。
ファン・サポーターが、気候変動問題の解決につながる行動をとってアプリで記録すると、自分の応援するクラブの活動量として集計され、クラブからお礼がもらえるシステムを、スマホアプリとしてトライアル参加者に提供する。
また、ブロックチェーンなどのWeb3技術を活用し、ファン・サポーターが、気候変動問題の解決につながる行動によって獲得したクラブからのお礼や活動証明を、NFTとして発行できるプラットフォームをトライアル参加者に提供するという。
今後は同プラットフォームを活用し、ファン・サポーターを起点とした自律的な気候アクション・地域活性コミュニティ形成の促進を図っていく予定。
参加クラブはベガルタ仙台、横浜F・マリノス、ギラヴァンツ北九州で、参加クラブのファン・サポーターやホームタウン在住の地域の人々が対象となる。参加方法は、App Store(iOS)またはGoogle Play(Android)で「TH!NK THE BALL by fowald」と検索するか、TH!NK THE BALL by fowalのWebページからアプリ(無料)をインストールする。
今後は同トライアルの結果を踏まえ、さらなるトライアルと開発を繰り返しながら、早期の正式サービス開始を目指して検討を進めていく構えだ。