ネットアップは8月31日、Google Cloudとの協力体制を拡大し、クラウドのシンプルさや柔軟性を兼ね合わせた新しいストレージサービス「Google Cloud NetApp Volumes」を発表した。
「Google Cloud NetApp Volumes」は、Google Cloud上でGoogle Cloud NetApp Volumesを導入すると、コードをリファクタリングしたりプロセスを再設計したりすることなく、Windows環境とLinux環境の両方にわたるビジネスクリティカルなワークロードをGoogle Cloudにシームレスに取り込むことが可能。
NetAppのONTAPデータ管理ソフトウェアとクラウドサービスがベースとなっており、今回利用可能となったこのパートナーシップにより、Google Cloudのサービス エコシステムに完全に統合された自動ストレージサービスを通じて、ワークロードをGoogle Cloudにシームレスに拡張できる。
主な機能として、SMBやNFSv4.1(およびv3)などのプロトコルをサポート。ダウンタイム無くパフォーマンス階層間の容量の追加または変更にリアルタイムで対応する。データ保護機能により最適なRTO/RPOパラメーターを満たしながら、稼働時間やパフォーマンスに影響を与えない効率的なブロックレベル増分バックアップを作成可能。
NetAppのクラウドストレージ担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーであるローネン・シュワルツ氏は、次のように述べている。「Google Cloudとの協力体制拡大により、NetAppはONTAPストレージとデータ管理機能をファーストパーティサービスとしてGoogle Cloudのユーザに提供します。重要なワークロードにおいてエンタープライズ グレードのストレージを簡単に使えるよう、ファイルストレージを最適化し、Windows、Linux、SAP、VMwareのワークロードを支援します。当社の使命は、可能な限り先進的で使いやすいクラウドストレージとデータサービスを開発することです。この協力体制により、このビジョンを引き続き実現していきます」