Microsoftは現地時間2023年8月30日、公式ブログで「Visual Studio 2022 for Mac」の提供終了を発表した。現行のバージョン17.6が最終版となり、2024年8月31日までOSやセキュリティ関連の更新のみ提供される。同社は「C# Dev Kit for Visual Studio Code」やmacOSにおける.NET開発に取り組む旨を表明した。また、「Microsoft Dev Box」などの利用を推奨している。
MicrosoftはWindowsに限らずmacOSやLinuxとクロスプラットフォーム開発環境の整備に取り組んできたが、モバイルデバイスを対象にしたXamarinは2024年5月1日にサポート終了など縮小の傾向を見せている。今後もVisual Studio 2022 for Macは.NET 6や.NET 7、Monoフレームワークを用いたビルドは可能で、非サポートながらも.NET 8の基本的機能には対応する予定だ。同社はVisual Studio Codeの拡張機能であるC# Dev Kit for Visual Studio Codeや.NET MAUI、Unityの利用を代替手段として提示している。