デル・テクノロジーズは8月30日、エッジ運用ソフトウェア「Dell NativeEdge」を提供開始したと発表した。同製品は「Project Frontier」と呼ばれていたもので、今年5月に開催されたDell Technologies Worlで発表された

同製品は、数千のエッジ デバイスとエッジ環境におけるアプリケーションのオーケストレーションとインフラストラクチャ管理を簡素化する。

  • 「Dell NativeEdge」の仕組み

「NativeEdge」環境と標準的なエッジ環境を分析した結果、「NativeEdge」が提供するプラットフォームは、デバイスの大規模なオンボーディングやアプリケーションの管理といったルーチン作業や繰り返しの作業を自動化することで、エッジ展開を簡素化・加速し、ライフサイクル管理を最大22倍高速化することが明らかになっている。

セットアップと展開に100時間を要する大規模なエッジ展開であれば、「NativeEdge」によって5時間以下にまで短縮することが可能だという。

あわせて、エッジ環境のオーケストレーションと拡張を簡素化できるよう、パートナーおよびOEMカスタマーのエコシステム拡大も発表された。

これにより、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)および他のチャネル パートナーは、顧客に「NativeEdge」のアプリケーション カタログを提供する前に、「デル エッジ パートナー認定プログラム」を通じて、 専用のラボ環境でデル・テクノロジーズのエンジニアとの直接連携により、ソフトウェアをテストして最適化することができる。

また、OEMカスタマーおよびシステム インテグレーターは、「NativeEdge」によって、顧客固有の環境に合わせたエッジ ソリューションの設計と展開を標準化することができる。