アルプス システム インテグレーション(ALSI)は8月28日、同社が提供するクラウド型経費精算サービスである「BIZUTTO(びずっと)経費」において、10月1日から開始する適格請求書等保存方式(インボイス制度)に対応した適格請求書(インボイス)の受領側(買い手側)の円滑な運用を支援するという新機能を提供開始した。

  • 適格請求書発行事業者か否かの検索画面

今回追加した新機能は、適格請求書発行事業者か否かの検索、仕入税額控除が認められる取引の入力、経過措置における税区分の選択の3点。

適格請求書発行事業者か否かについては、各精算の申請画面において、インボイスに記載された登録番号を入力すると、国税庁のデータベースと突合して自動で照会し、判断が可能だ。

モバイル・アプリ版では、インボイスを撮影するとAI-OCR(人工知能を使用する光学文字認識)により文字情報を読み取り、自動で入力できる。また、取引先の適格請求書の登録番号を事前に登録しておくと、申請ごとの入力を省略できミスを防止する。

  • 仕入税額控除が認められる取引の入力画面

3万円未満の公共交通機関による旅客の運送など、帳簿保存のみで仕入税額控除が認められる取引に関しては、各精算の申請画面から帳簿への必要事項の入力が可能。また、仕訳データにも出力し、会計システムと連携する。

  • 経過措置における税区分の選択画面

新たに計算が必要となる税率ごとの消費税額や免税事業者との取引における一定期間の経過措置については、各精算の申請画面から適切な税区分を選択可能であり、また仕訳データへの出力により会計システムと連携するとしている。