Bleeping Computerは8月18日(米国時間)、「Hotmail email delivery fails after Microsoft misconfigures DNS」において、MicrosoftがDNSの設定を間違えた結果、Hotmailのメール配信に失敗したと伝えた。

  • Hotmail email delivery fails after Microsoft misconfigures DNS

    Hotmail email delivery fails after Microsoft misconfigures DNS

Bleeping Computerによると、Hotmailのメール配信の失敗は2023年8月17日(米国時間)から始まっており、MicrosoftがDNSのSPF(Sender Policy Framework)レコードを誤って設定したことが原因とのことだ。具体的には、SPFレコードの「include:spf.protection.outlook.com」を削除したことが原因で、このSPFレコードが確認できなくなったことでスパムメールやフィッシングメールなどの攻撃を防止するセキュリティ機能がHotmailから配信された一部のメールをエラーとして返信するかスパムメールとして受信したという。

この問題に対し、Bleeping Computerはユーザーができる対策はないとして、Microsoftの対応を待つ必要があると報じていたが、2023年8月18日(米国時間)の記事の更新において、Microsoftはこの問題を修正し、Hotmailのメール配信は失敗しなくなったと報じている。

問題が解決するまでの期間にHotmailから配信されたメールを受信した可能性のあるユーザーは、メールが届いていないまたはスパムメールとして受信した可能性があるため、必要があれば確認することが望まれている。