TechPowerUpは8月7日(米国時間)、「PSA: Intel Graphics Drivers Now Collect Telemetry By Default|TechPowerUp」において、最新のIntel Arc GPUグラフィックソフトウェアのベータバージョンにてリリースノートに記載がない変更が行われ、標準インストールオプションでComputing Improvement Program(CIP)がインストールされると報じた。

Computing Improvement Programは、インテルの製品開発および品質向上のために、ユーザーのさまざまな情報を収集するプログラム。インテルは収集しないデータとして「顧客の氏名、メールアドレス、電話番号、機密性の高い個人情報、または物理的な場所 (国情報を除く)」を挙げている。収集するデータには訪問したWebサイトのカテゴリやブラウジング履歴が含まれる。URLやWebページのタイトルは含まないとしているが、これらを収集せずにどのようにカテゴライズしているのかはわからない。詳細は「Intel® Computing Improvement Program」で確認できる。

なお、Intel Arc GPUグラフィックソフトウェアのカスタムインストールを選択した場合は、Computing Improvement Programのインストールを無効にできる。インテルがTechPowerUpに伝えた話によると、Computing Improvement Programのインストールはオプトイン方式(事前同意)で設計されており、本来であれば明確なメッセージが表示されるはずであるという。

また、今回の現象は過去にインストールを許可していたために、2度目のインストールでメッセージが表示されなかった可能性が指摘されている。TechPowerUpはこの件について調査を続行する予定とみられる。