アドビは7月13日・14日にアドビのプロダクトユーザーコミュニティ総会「Adobe User Group Day」を開催した。これまで半期に1回開催していたAdobe Marketo Engage(MUG Day)に加えて、Adobe AnalyticsおよびAdobe Experience Manager のユーザー会に関しては初開催となった。
同社は今年4月に顧客体験で企業の成長を牽引するため、デジタルエクスペリエンスソリューション「Adobe Experience Cloud」のユーザーコミュニティ「Adobe User Group」を発足し、企業規模や業界を超えたユーザー同士の共創に注力している
今回行われた「Adobe User Group Day」は、Adobe Marketo Engage アカウント保有者が集まる「MUG Day - Adobe Marketo Engage User Group Day」、Adobe Analytics、Adobe Targetのアカウント保有者が集まる「Adobe Analytics User Group Day」、Adobe Experience Manager契約企業の担当者が集まる「Adobe Experience Manager User Group Day」という3つのプロダクトから成っており、筆者は「Adobe Analytics User Group Day」に参加した。
「Adobe Analytics User Group Day」では、特に先進的な活用を行っているユーザーの表彰式やAdobe Analyticsを導入する企業の事例の紹介、ユーザー同士のディスカッションなどといったことが3時間にわたって行われた。
最初の表彰式では、多くのユーザーの中から、パナソニック コネクトの関口昭如氏、ソニー損害保険の筒井康晴氏、ディップの山下ロルミス氏がベストユーザーに選ばれ、トロフィーを授与された。
また、Adobe Analytics User Group Dayで行われたディスカッションでは、「チャレンジしてみたいパーソナライゼーション施策」「管理者の普段のユーザー管理の悩み/管理者以外のメンバーが管理者にお願いしたいと思っていること」というテーマで議論が繰り広げられた。
当日に振り分けられた会社も違うユーザーとのディスカッションだったが、同じツールを活用する者同士、また違う会社や業界ではありながらも同じ職種での苦労を分かち合う者同士、語ることは尽きない様子で、休憩中までテーブルメンバーと語り合う姿が多く見られた。
またディスカッションのあとには、司会者からテーブル番号を当てられ、どんな話し合いを行ったのかを他チームに共有する時間も設けられており、さまざまな意見に耳を傾けているユーザーが多い印象だった。
また、イベント会場にはそれ以外にもマーケターの声を集めるために「マーケターのあるある」や「それぞれの文化の違い」をポストイットで集めるコーナーも設置されていた。
このコーナーは「みんなのデジタルエンゲージ」というアドビが行うnoteの企画をリアル会場に出張させてきたもの。多くのユーザーがこのコーナーに立ち寄り、頷きながら眺めたり、同僚との会話の種にしたりしている人が多く見られた。