Avast Softwareは7月18日(米国時間)、「Mario movie malware might maliciously mess with your machine」において、映画の海賊版によってマルウェアに感染するリスクについて警告した。

  • Mario movie malware might maliciously mess with your machine

    Mario movie malware might maliciously mess with your machine

Avast Softwareは最近問題となった映画の海賊版として『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を引き合いに、違法コンテンツから距離を置くよう促している。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、海賊版がTwitterに投稿され表示できる状態となったことがある。このため、この海賊版が削除された後に映画を見ようと多くの人がインターネット上を検索し、マルウェアが仕込まれた海賊版に触れ、気づくことなく感染したとみられている。マルウェアはブラウザからクレジットカード情報とパスワードを盗むよう設計されたものだったことがわかっている。

このように、わずかな利益のために違法コンテンツに触れることで、より大きな損害をもたらすマルウェアに感染するリスクが存在している。さらに、映画にとどまらず、さまざまな違法コンテンツを配布する海賊版Webサイトは多種多様な方法で悪意のあるプログラムをインストールしようとしているとも警告している。

こうしたリスクを軽減するためにも、OS、Webブラウザ、ウイルス対策ソフトウェアを常に最新に保ち、データを定期的にイミュータブルバックアップすることも重要となる。違法コンテンツから距離をとり、著作権を尊重し、無料という甘言よりもオンラインの安全性を優先することで、デジタルライフがより安全になるとしている。