マネーフォワードは7月11日、バックオフィスSaaS(Software as a Service)「マネーフォワード クラウド」でサービス併用時における体験向上の取り組みの一環として「共通ワークフロー機能」の提供を開始した。第1弾として「マネーフォワード クラウド人事管理」への組み込みを完了し、ワークフロー機能の利便性向上させる。今後はマネーフォワード クラウドの各サービスに同機能の組み込みを進めていく。

現在、同社では複数サービスを展開するマネーフォワード クラウドのデータの分断やマスタデータの二重メンテナンス課題の解決に向けて、マスタデータの共通化に取り組んでいる。こうした流れのなか、共通ワークフロー機能の開発し、マネーフォワード クラウド人事管理への組み込みを実施した。

共通ワークフロー機能は、マネーフォワード クラウドにおけるワークフローの承認経路の作成や、承認ステータス管理を一元的に行うことができるワークフローの共通基盤。マネーフォワード クラウドの各種サービスに組み込むことで、ワークフロー機能の利便性を向上させるという。

その第1弾としてマネーフォワード クラウド人事管理への組み込みを完了しており、ワークフローの申請・承認作業をする際に、承認者や承認経路をその都度入力することなく、ワークフローの設定を完了できるほか、多段階承認機能で複数の従業員や役職者を設定し承認を行うことが可能になる。

多段階承認機能は、各種申請において複数の従業員や役職者が承認を行うことが可能。これまでは、承認が1ステップのみ設定可能だったが、共通ワークフロー機能の実装で最大10ステップまで設定が可能になる。

  • 多段階承認機能のイメージ

    多段階承認機能のイメージ

今後、マネーフォワード クラウドの他サービスにも同機能を実装することで、1つのサービス上からワークフロー設定や修正を行うだけで、ほかに利用している複数サービスに反映し、共通のワークフロー設定を利用できるようになる。