エージェントグローは6月26日、ITエンジニア151名を対象に実施した「キャリア形成とセミナーに関する認知度調査」の結果を発表した。
ITエンジニア151名に「今後どのようなキャリアを形成したいか」尋ねたところ、83.4%のエンジニアが今後のキャリア形成について考えており、中でも「技術力をさらに高めていきたい(45%)」と回答した人が最も多い結果となった。
また、「他の業種や業界、ポジションに転向したい(7.9%)」と回答した人は最も少なかったことから、現在の職種やポジションの中で、技術力の向上や知見を広げていきたいと考えるエンジニアの方が多いことが判明している。
キャリア形成のため取り組んでいることとして「業務を通じてスキルアップ/スキルチェンジをしている(35.8%)」と回答した人が最多だった。以降、「書籍やサイトで自己学習している(32.5%)」「資格取得に挑戦している(27.2%)」が続いた反面、「特に何も取り組んでいない」と回答した人も35.8%存在した。
また、キャリア形成のための取り組みを行う時間として「業務後(55.7%)」と回答した人が最も多かった。加えて、一般的に休日にあたる「土日祝祭日(44.3%)」と回答した人も多いことから、就業時間外の時間を使ってスキルアップを目指す方が多いことがうかがえる。
一方で、キャリア形成のための取り組みを行っていないと回答した人に対して、その理由を尋ねたところ「何をやったらいいか分からないから(33.3%)」と回答した人が最も多い結果となった。
このことから、同社は、企業がエンジニアの方自身で目的や内容を決めて、行動に移せる状態にするためのモデルプランの提示や、マインドセットを含めた環境整備が、活躍エンジニアを創出するのに必要であるとの見方を示している。