ソフトバンクは6月19日、自社の事業活動や電力消費などに伴い排出する温室効果ガス(GHG)であるScope1およびScope2に加えて、取引先などが排出する温室効果ガスであるScope3も含む事業活動に関わる全ての温室効果ガス排出量(サプライチェーン排出量)を2050年までに実質ゼロにする「ネットゼロ」の取り組みを、グループ企業(連結子会社)に拡大すると決定した。

  • ソフトバンクの取り組み内容

同社は、Scope1・Scope2の排出量を2030年までに実質ゼロにする「カーボンニュートラル2030」を2021年5月に宣言し、Scope3も含めたサプライチェーン排出量を2050年までに実質ゼロにする「ネットゼロ」を2022年8月に発表した。今回の決定は、ネットゼロ社会の実現を加速するためとしている。

併せて、温室効果ガス排出量の削減目標について、国際的気候変動イニシアチブのSBTi(Science Based Targets initiative)による科学的根拠に基づいたSBTネットゼロの認定取得に向けて、コミットメント・レターを提出した。

さらに、事業活動で使用する電力を全て再生可能エネルギーにすることを目指す国際的なイニシアチブである「RE100」への加盟を申請した。

  • 主なグループ企業の取り組み内容

対象となる主なグループ企業として同社は、SB C&S、SBパワー、SBテクノロジー、Zホールディングス、ヤフー、LINE、アスクル、ZOZOを挙げている。