Microsoftは6月2日(米国時間)、「Bing Preview Release Notes: Increasing Chat Turns to 30/300|Bing Search Blog」において、Microsoft Bingに追加された新機能について伝えた。Microsoftは以前発表したMicrosoft Bingの新機能を導入する取り組みを続けており、今回の発表で3つの機能改善や新機能の追加が行われたことが伝えられた。

Microsoft Bingに導入された新機能や改善点は次のとおり。

  • チャットターンを20から30へ引き上げ。これまでMicrosoft Bingチャットの1トピックに対する最大会話回数は20回までだった。これが30回まで拡張された。また、1日あたりの最大ターン数は300回まで引き上げられた。これは過去のチャット履歴にも適用されると説明されており、以前会話上限に達したチャットであっても、そこから会話を再開して上限である30ターンまでチャットを再開することができる
  • Microsoft Bingチャットに生成AI技術をベースに画像を生成する「Image Creator」サービスを統合。これまではクリエイティブモードでのみこの機能を利用できたが、バランスモードと精密モードでもこの機能が動作するようになった
  • 旅行関連の回答内容をより視覚的な内容になるように変更。旅行関係の質問に対してBing Travelの詳細リンクなどを含めて回答するように改善
  • Microsoft Bingチャットから画像を生成したサンプル

    Microsoft Bingチャットから画像を生成したサンプル

MicrosoftはOpenAI ChatGPTと同じ技術をベースとした新しいMicrosoft Bingのサービスを開始し、積極的に新機能を投入している。Microsoftはこうした技術をMicrosoft EdgeやWindowsへ取り込む動きも続けていることから、Microsoftが生成AI技術に基づくサービスに高い関心を寄せていることがわかる。