クラウド型のコールセンターシステム「BIZTEL(ビズテル)」を展開するリンクは5月9日、ChatGPTおよびAzure版ChatGPTを活用した「問い合わせ高精度要約モデル」の提供を開始することを発表した。

BIZTELは音声認識などの機能を備えるコールセンターシステムで、顧客対応の効率化や在宅勤務によるセンター運営を支援している。これまでに、メーカー、小売、金融、製薬、IT、インフラ、サービス業といった業界で導入されているという。

同社が今回提供を開始する問い合わせ高精度要約モデルは、ChatGPTのAPI(Application Programming Interface)と連携することで、AIによる通話内容の自動要約が可能となる。これにより、オペレーターの通話後に発生する通話の書き起こしや要約、スーパーバイザーによる応対内容の確認を効率化でき、コールセンター業務全体の大幅な工数削減が見込めるという。

同モデルを利用する際は、「BIZTEL コールセンター」プランに加えて、オプションサービス「API連携コールアクション」「音声認識連携」の申し込みと、ChatGPTおよびCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)システムとの連携に関する設定が必要。