レッドハットと日本ヒューレット・パッカード(HPE)は4月19日、Edge-to-Cloudプラットフォーム「HPE GreenLake」において、構成管理ツール「Red Hat Ansible Automation Platform」のサポートを強化することを発表した。

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    レッドハットとHPE GreenLakeのロゴ

今回のサポート拡大により、「HPE GreenLake」上にインストールされた「Red Hat Ansible Automation Platform」を、エッジからハイブリッドクラウド上に存在する管理対象ホスト数に応じた従量課金モデルで利用することが可能となる。

また、「HPEGreenLake」上の「RedHatAnsibleAutomationPlatform」は、HPEの自動化コンサルティングサービスの拡充やAnsibleのマネージド・サービスの提供により、場所の運用効率化と自動化をサポートするとしている。

HPEは今回の提供に向け、日本の「Red Hat Ansible Automation Platform」のレッドハット認定資格取得者を延べ約100名にまで増員し、Red Hat Ansible Platformの提案、構築、運用、保守を行う体制を強化したという。

HPE執行役員クラウドサービス事業統括本部長の吉岡智司氏は、次のようにコメントしている。
「レッドハット様とのパートナーシップ拡大により、IT運用の自動化分野において高く評価・ 信頼されているRed Hat Ansible Automation PlatformをHPE GreenLakeのクラウドサービスとしてより容易に、かつコストを抑制しながら利用いただくことができます。お客様はデータセンターからエッジに渡ってIT運用の効率化を進めており、自動化の促進は欠かせません。HPE GreenLakeであれば、製品アップデートを気にすることなく統合されたクラウドサービスとして利用できるため、リスクの軽減やスピードにまつわる課題の解決にお役立ていただくことを期待しています」

レッドハット常務執行役員パートナーエコシステム事業本部長の三木雄平氏は、次のように述べている。
「レッドハットとHPEは20年を超える長年のオープンなコラボレーションを通じてお客様のビジネスの成功を促進してきました。日本企業様のデジタル・トランスフォーメーションの取り組みのなかで自動化は依然として大きなテーマですが、私たちの経験では、多くの企業が期待された成果を得られていないのが現状です。レッドハットとHPEは、お客様が自動化の可能性を最大限に活用できるよう、HPE GreenLake上での Ansible Automation Platformを使用し たお客様の自動化ジャーニーをエンドツーエンドでサポートするために協業しています」