シャープは4月10日、改正電子帳簿保存法の要件に沿って取引関係書類のデータを保存できるクラウドストレージサービス「COCORO OFFICE クラウド電子帳簿保存」を発表した。5月上旬より提供開始する。価格はオープン。

  • シャープ、改正電子帳簿保存法に準拠した「COCORO OFFICE クラウド電子帳簿保存」

    「COCORO OFFICE クラウド電子帳簿保存」サービスのイメージ

同サービスの利用により、電子取引で授受した取引関係書類のデータに、取引先や取引年月日、取引金額などの情報を登録して、クラウドストレージに保存することが可能。保存した後に訂正・削除することはできないため、データの真実性が確保できる。

また、紙で授受した取引関係書類をデータ化して保存する、スキャナ保存の要件にも対応。シャープの複合機からスキャンすれば、スキャナ保存に必要な解像度や階調の要件を満たしたデータで、直接クラウドストレージにアップロードすることも可能となっている。

なお、同サービスは、日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が設けるJIIMA認証の取得を予定しているという。

主な仕様は、COCORO OFFICEポータルアプリの対応OSがWindows 10/11、Android 8/9/10/11/12/13、iOS 12/13/14/15/16、iPadOS 13/14/15/16。対応ブラウザはWindowsがMicrosoft EdgeとGoogle Chrome、iOS/iPadOSがSafari、 AndroidがGoogle Chrome。

対応機種は、デジタルフルカラー複合機がMX6171/5171/4171/6151/5151/4151/3661/3161/2661/3631/2631、MX-C306W/C305W、BP-70C26、BP-60C36/60C31/60C26、BP-40C36/40C26、BP-70C65/70C55/70C45、BP-50C65/50C55/50C45。デジタル複合機がBP-70M65/70M55/70M45。

容量は10GB~1TB(10GB単位で拡張可能)、対応ファイルフォーマットはPDF/JPEG/PNG。アップロード可能な1ファイル当たりの最大サイズはPDFが1GB、JPEG/PNGは10MB。