ESETは3月31日(米国時間)、「World Backup Day: Avoiding a data disaster is a forever topic |WeLiveSecurity」において、データのバックアップの重要性について伝えた。同社は、World Backup Day(世界バックアップデー)と定められている日に、データの損失に備えて、事前にバックアップを取ることがいかに重要かを説いた。
バックアップとは機器の故障や大惨事に備え、物理ファイルや仮想ファイル、データベースを二次的な場所にコピーして保存しておくことと定義されている。デジタル保護やエンドポイントセキュリティ・ソフトウェアと同様に、データのバックアップはセキュリティの観点から見ても同程度重要とされている。
バックアップを行う上で最も手間のかからない方法として物理的な記録媒体の使用が挙げられている。CD/DVD、外付け/2次ドライブ、またはネットワークアタッチトストレージ(NAS: Network Attached Storage)サーバなどの補助記憶装置を用意し、データをコピーするだけで完了するとしている。
クラウドストレージサービスを利用したバックアップも紹介されている。こちらの場合、追加のドライブを購入する必要はなく、ネットワークに接続していればどこからでもバックアップが行えるという利点が挙げられている。OneDrive、iCloud、Google Driveなどさまざまなサービスがあり、基本的にどれも一定のデータ量まで無料で使えるようになっている。なお注意すべき点として、データ領域を拡張したい場合は有料のオプションを購入する必要がある。
ローカルデバイスドライブやクラウドストレージサービスの有料オプションを使うのに専門家は必要ないとしており、可能であればデータをバックアップし、定期的にバックアップをテストすることを推奨している。