Windows Centralは3月28日(米国時間)、「Microsoft plans major platform upgrades for “Windows 12” that will modernize the OS with AI, faster updates, and better security|Windows Central」において、MicrosoftがCorePCと呼ばれるプロジェクトに取り組んでおり、2024年に出荷が予定されている次期Windowsクライアントで使われる可能性があると伝えた。
Windows CentralはMicrosoftの計画に精通している情報筋からの情報とし、MicrosoftがWindows Core OSで取り組んでいたことと類似した取り組みでWindowsプラットフォームを近代化するプロジェクトに取り組んでいると伝えた。このプロジェクトはコードネーム「CorePC」と呼ばれているとされている。
現在のWindowsは、単一のパーティションにWindowsをインストールするスタイルを採用している。CorePCはWindowsを分割して複数のパーティションにインストールするスタイルを検討しており、これまでよりもオペレーティングシステムの更新が高速化できる可能性があるとされている。また、分離が進むことで必要に応じてサイズを減少させることや、信頼性や高速性の面で改善することも期待できるという。
MicrosoftはWindows 11の開発とは別に開発を進めているブランチを持っており、2024年にWindowsのメジャーアップグレードバージョンを公開するのではないかと推測されている。このバージョンはコードネーム「Hudson Valley」と呼ばれている。
Microsoftは公式な発表を行っていないが、メディアはしばしばこの開発物がWindows 12として扱われる可能性を指摘している。今回Windows Centralが取り上げた「CorePC」はHudson Valleyに取り込まれるのではないかとして、この技術がWindows 12につながるものと予測している 。