オフィスや商業施設等の環境整備事業を展開するオカムラは3月28日、マルチスクリーン映像で空間に癒し効果のある自然環境を再現・演出するクラウドサービス「uralaa(うらら)」を提供するフォレストデジタルと販売パートナー契約を締結、同サービスを全国展開していくことを発表した。
「uralaa」は、北海道のベンチャー企業フォレストデジタルが開発したクラウド空間型VRサービス。大型マルチスクリーン映像を投射し、サラウンド音響システムと自然のアロマなどを組み合わせ、オフィスなどの空間に森林や雪原、花畑、南国のビーチなどの様々な地域の美しい自然環境を再現、心身をリラックスできる没入感のある空間演出を行う。同社によれば、マルチスクリーン動画配信技術によるクラウドサービスは世界初のものになるという。
オカムラでは、自社オフィス2拠点で昨年12月より「uralaa」を導入、ウェルビーイングや新たなイメージ発信を行う場としても活用してきたが、今回の販売パートナー契約締結により、コミュニケーションの活性化やウェルビーイングなど新価値創造を促すオフィス空間サービスとして企業に提案、オカムラが持つ全国の販売網を通して「uralaa」を展開する。フォレストデジタルは、2019年11月に北海道十勝で創業、2022年1月に没入自然空間サービスとして「uralaa」をリリースしている。2022年9月にJ-Startup HOKKAIDO認定スタートアップ企業に選定されている。