フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は3月27日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|十八親和銀行をかたるフィッシング (2023/03/27)」において、十八親和銀行を偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。
メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。
- 【十八親和銀行】「振込サービスの一時利用停止」のお知らせ
確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。
- https://al●●●●.cn/●●●●/
- https://18shinw●●●●.com/
報告されている詳細内容は次のとおり。
- 還付金詐欺および振り込め詐欺などの被害を防止するために、キャッシュカードによるATM振込サービスを一時利用停止しているといった旨のメールが送られてくる。サービス停止を解除するには掲載しているURLから操作を行う必要があるとし、クリックを促している。リンク先は適切なURLのように見えるが、実際には詐欺サイトのURLになっている。リンク先はフィッシング詐欺サイトであり、アカウント情報の窃取や口座情報の窃取が行われる
- 2023年3月27日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
十八親和銀行は本件について「フィッシングサイトにご注意ください!!(2023年3月27日情報更新) | 十八親和銀行」において注意喚起を行っている。
フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。
フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。