ラクスは3月1日、同社が提供するメール・マーケティング・サービスである「配配メール」と、サイボウズの「kintone」とのシステム連携が可能になる「配配メールコネクタ」をリリースした。

  • システム連携による効果

配配メールコネクタは、JBアドバンスト・テクノロジーが開発・提供するクラウド・サービスや社内システムなどを連携できるという「Qanat Universe(カナート ユニバース)」を採用した新機能。これにより、プログラムを個別に開発せずkintoneとの連携が可能になるという。

これまでkintoneで管理している顧客データを配信リストとして使用する場合は、CSV形式などでダウンロードし、配配メールに手動で取り込む必要があったとのこと。今回の連携により、kintoneと配配メール間で顧客データを自動で同期するため、作業工数の削減と業務効率の向上に加え、人為的ミスによる配信事故の防止にもつながるとしている。

また、これまでExcelなどで個別に顧客管理をしていた企業は、kintoneと配配メール、配配メールコネクタをセットで導入することで、点在していた顧客データをkintone上で一元管理し、営業活動の進捗状況を社内で共有しながら、メールを起点とした顧客へのアプローチを手間なく効率的に行うことが可能になるという。

  • 連携における対応領域

システム連携のメリットとして同社は、1)手動による顧客情報のCSVデータ出力やアップロードの手間の削減、2)API連携に関する開発が不要、3)顧客データの有効活用、4)スモール・スタートでのマーケティング実施が可能、5)人為的ミスによる配信事故の防止の5点を挙げる。

推奨するユーザーとして、開発コストを掛けずリード管理とメールマーケティングの効率化を実現したい、kintoneで保有している顧客情報を有効活用できていない、限られたリソースで効率的に営業活動をしたい、MAツールを導入検討中/導入済だが価格・運用面に不安がある、といった層を想定している。