凸版印刷とScalablyは2月15日、Web3におけるマーケティング支援サービスの開発やグローバル展開の推進に向けて協業を開始することを発表した。

Scalablyは2021年5月に創業し、ブロックチェーン技術を活用したWeb3関連のプロダクト開発を行っているコミュニティテック企業。コミュニティと企業の出会いを創出して、国境を超えて興味関心を軸につながる世界を目指すという。

今回の協業により、凸版印刷が持つマーケテイングのノウハウやメタバースの独自基盤と、Scalablyが保有するブロックチェーン技術ならびにグローバル市場における豊富な知見を掛け合わせ、Web3時代における新たなサービスの開発に取り組む。

  • 両社の協業の概要図

    両社の協業の概要図

具体的には、Web3技術を活用したコミュニティ・マーケティング製品の開発を行う。マーケティングに関わるNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)、メタバース技術を活用したコミュニティ、ソリューションを共同で開発する予定だ。独自のファンコミュニティやDAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)といったターゲットへ向けた新たなサービスの開発も手掛けるようだ。

さらには、グローバル市場の展開に向けた開発体制を構築する。Web3に関連する事業は事業者間の連携体制が重要であり、SNS(Social Networking Service)やDiscordなどのメディアを通じた顧客へのアプローチも求められる。そこで両社は、Web3領域で実績を持つ国内外の事業者と連携したサービス開発体制を構築するという。