クラウドエースは2月14日、オンプレミスでサーバ管理を実施しているシステム担当者 109 名を対象に実施したシステム担当者のサーバ管理に関する実態調査の結果を発表した。
サーバ管理上の課題を質問したところ、「バージョンアップ、セキュリティパッチ適用などの運用管理」が 47.7%、「機密情報や個人情報などの漏えい対策」が43.1%、「運用管理に対応する人がいない」が43.1%という回答となった。
「あなたの会社では、パブリッククラウドへの移行を考えていますか」と質問したところ、「考えている」が52.3%、「考えていない」が38.5%という回答となっている。
パブリッククラウドへの移行を考えていない理由を質問したところ、「パブリッククラウド移行でのメリットがわからないから」が35.7%、「特にリソースが変わらず必要性を感じていないから」が33.3%、「移行に関する技術的なリソースが不足しているから」が23.8%という回答が得られた。他にも「ネットワーク遅延が懸念される」や「セキュリティ的な意味合いで、クラウドを使用することはできない」などの回答が寄せられている。
「パブリッククラウド移行に際し、悩み・課題があれば教えてください」と聞いたところ、「クラウド利用はセキュリティに不安がある」が57.9%で最多となった。これに、「クラウドの開発会社が選べない」(43.9%)、「サポート費用を試算できない」(31.6%)と続いた。他にも「費用対効果」や「Pマークを所持しているので、適合できるのか不安」などの声も寄せられている。
加えて「パブリッククラウドへの移行を主導する部門を教えてください」と質問したところ、「情報システム」が66.7%、「各事業部」が19.3%という回答となった。