Microsoftは2月2日(米国時間)、Windows 11 Insider PreviewプログラムのBetaチャネル向けに、最新のビルドとなるBuild 22621.1250およびBuild 22621.1250(KB5023008)をリリースした。この新しいビルドでは、タスクバーから直接検索を行うことができる検索ボックスを追加できるようになった。Windows 11では新機能としてタスクバーに検索アイコンが追加されたが、この検索アイコンの評判があまり良くなかったことから、Microsoftではより検索を使いやすくするオプションの提供を計画していた。
タスクバーの新しい検索オプションについては、Microsoftの公式ブログの次の記事で詳しく紹介されている。
新しいビルドでは、タスクバー項目の検索の設定に新たに「検索ボックス」「Search icon and label」「検索アイコンのみ」のオプションが追加されている。これまで、タスクバー検索は単にアイコンが表示されるだけだったが、新しいオプションで「検索ボックス」を選ぶと、入力フィールドとラベル画像も表示されて、タスクバー上で直接キーワードを入力して検索が実行できるようになる。また、「Search icon and label」を選ぶと検索アイコンに加えてラベル画像が表示される。
このタスクバー項目の検索の設定はConfigureSearchOnTaskbarModeポリシーとして管理されており、グループポリシーやCSP(構成サービスプロバイダ)によって規定値を変更することができる。
Betaチャネルで利用可能になったBuild 22623.1250では、この新機能はデフォルトで無効になっているが、更新プログラムを確認してBuild 22621.1250を適用することで有効にできるようになる。また、Devチャネル向けには、Build 25252.1010 (KB5021855)以降のビルドですでにこの機能が使えるようになっているという。
Microsoftによると、タスクバーでの検索は2023年4月11日にリリースされる累積的な更新プログラム(LCU)よりも早く、毎月の品質更新プログラムの一部として提供される予定だという。またConfigureSearchOnTaskbarModeポリシーは、2023年2月のオプションの品質更新プログラムで一般提供が開始されるとのことだ。したがって、Insider Previewプログラムに参加していないユーザも、もう少し待てばこの新しい検索ボックスを利用できるようになる。