日立製作所(日立)の米国子会社であるGlobalLogic(グローバルロジック)は1月17日、スペイン国内に複数のエンジニアリングセンターを開設する計画を発表した。

  • スペイン首相との会談の様子(左から GlobalLogic 社長兼 CEO ニテッシュ・バンガ、ペドロ・サンチェス首相)

    スペイン首相との会談の様子(左から GlobalLogic 社長兼 CEO ニテッシュ・バンガ、ペドロ・サンチェス首相)

スペイン拠点はグローバルロジックにとって南西ヨーロッパで初の拠点となり、既にある9カ国、20以上のEMEA拠点(Europe the Middle East and Africa)に加わる。同拠点は、グローバルおよびスペインの顧客に対して、顧客の所在地やニーズに応じてオンサイトとオフサイトの両方に対応できるサポートモデルで、デザイン主導のデジタルエンジニアリングサービスを提供していく。

グローバルロジックは、2022年にスペインに法人を設立。同国内での買収による成長機会を積極的に視野に入れている。グローバルロジックはスペインでの事業について、2023年の立ち上げに向けてバレンシアやマラガなど複数のターゲット都市を検討しており、マドリードとタラゴナも長期的なロードマップに含まれている。ソフトウェアアーキテクトやエンジニア、デザイナー、データサイエンティストなどのテクノロジー人材の獲得にもつなげる。年間で最大3000人の専門人材を採用する予定とのことだ。