旭化成は1月16日、従業員のリスキリングを促進し、人財戦略で掲げる「終身成長」を実現するため、2022年12月より学びのプラットフォーム「CLAP(Co-Learning Adventure Place)」の運用を開始したことを発表した。
同プラットフォームは、社内外のコンテンツを従業員がそれぞれの関心・ニーズに合わせて利用できる同社独自のe-Learningシステム。外部のe-Learningコンテンツと連携することで、プログラミング、マネジメントやリベラルアーツなど幅広い知識を約11,500のコンテンツから学ぶことが可能。
同プラットフォームでは、担当業務に直結するテーマのほか、現在の業務と直接関係がない分野についても本人の興味に応じて学べる仕組みが取られている。個人での利用はもちろん、マネジメント層が自組織の課題に応じた学習テーマを設定し、組織全体での共同学習に活用することも可能となっている。
今後は、専門能力の高い人財の知見を生かした講座開設や各事業の戦略と連動した学習コースなど、社内独自の学習コンテンツも拡充していく予定だという。
同プラットフォームは、「中期経営計画 2024 ~Be a Trailblazer~」において、経営基盤強化のための4つの重要テーマとして掲げるGreen、Digital、Peopleのトランスフォーメーションのうち、「People(人財のトランスフォーメーション)」の基盤作りを実現することを目的としたもの。これまでは、階層別研修を中心として職階に応じた一律の内容での教育を展開していたものを、各事業・職種に求められるスキルが多様かつ高度化している状況を踏まえ、従業員一人ひとりの志向やニーズに応じた専門性強化とキャリア形成の支援を目的に導入された。