電通国際情報サービス(ISID)は1月10日、SAP専用のBIテンプレート「VisAP(ヴィスエイピー)」の提供を開始すると発表した。
VisAPは、SAP ERPのFI(財務会計)、CO(管理会計)、SD(販売管理)、MM(在庫/購買管理)、PP(生産計画/管理)モジュールのデータを分析可能な200種類以上のレポートテンプレートで、日本語、英語、中国語(簡体字)の3カ国語に対応している。専門的な分析スキルを必要とせず視覚的な操作ができ、最短1カ月で本番運用を開始することが可能という。
また、さまざまな組織構造に対応可能なデータアクセス権限管理ができる。例えば、自部門のデータしか利用できないようにアクセスを制限したり、システム管理者またはレポート管理者のみがアクセス設定や変更を行えたりするなど、ユーザーに許可する操作やデータを詳細に定義可能で、組織構造に対応したデータアクセス権限管理を行うことができる。レポート実行ログやアプリケーション監査ログの出力もできる。
提供価格は、ライセンス費用が500万円から(サーバーライセンス方式、利用ユーザー無制限)で、初年度保守費用がライセンス費用の15%がかかる。2023年度中には、FI-AA(固定資産)テンプレ-トの追加提供を予定しているとのことだ。