ITエンジニアやデザイナーの副業・転職支援サービス「Offers(オファーズ)」を手掛けるoverflowは12月23日、副業に関するレポートを発表した。調査には、Offersの登録者のうち正社員として就労しながら現在副業をしている160人が参加した。

昨今、兼業や副業といった働き方が注目されており、特に新型コロナウイルス流行を契機として在宅勤務やリモートワークが増える中で、副業を解禁する企業も少なくない。今回の調査は、副業の解禁や副業人材の受け入れをしたことがない企業への情報発信を目的として実施したとのことだ。

調査の結果、本業の就業形態については「フルリモート」とする回答が54.0%で最も多く、「毎週ではないがたまに出社」とする回答が20.4%だった。なお、週1回出社、週2回出社、週3回出社の場合は副業への参画比率に大きな差異は見られなかったという。

  • 本業の就業形態 資料:Offers

    本業の就業形態 資料:Offers

現在副業をしている人に開始した時期を聞くと、27.2%が「半年前」、25.0%が「1年前」、16.2%が「2年前」と回答するなど、7割以上の人がコロナ後に副業を開始したことが明らかになった。

  • 副業を開始した時期 資料:Offers

    副業を開始した時期 資料:Offers

副業している人のうち、現在副業中の案件が4案件目以上という人が最も多く35.4%という結果に。次いで多かったのは「今回が初めて」という人で27.9%だ。

  • 副業経験 資料:Offers

    副業経験 資料:Offers

また、副業の掛け持ち状況については「1案件のみ」が59.4%で半数以上を占めた。次に多い回答は「2案件」で22.3%だ。

  • 案件の掛け持ち状況 資料:Offers

    案件の掛け持ち状況 資料:Offers

副業の目的について聞くと、「報酬」(83.1%)が最も高い結果となった。「スキルアップ」(71.9%)、「ネットワーク・人脈づくり」(28.1%)、「現職とは異なる事業を経験したい」(24.4%)が続いた。

  • 副業の目的 資料:Offers

    副業の目的 資料:Offers