サイバーセキュリティクラウドは12月9日、全国16の業種で働く有職者(経営者含む)300名を対象に実施した「勤務する企業の業績に関する調査」の結果を発表した。

今回、「建設業」「製造業」「通信業・放送業・広告業・映像/音声/文字情報制作業」「情報サービス業・インターネット附随サービス業」「運輸業・郵便業」「卸売業・小売業」「金融業・保険業」「不動産業・物品賃貸業」「学術研究/専門・技術サービス業」「学校教育/学習支援業」「宿泊業・飲食サービス業」「生活関連サービス業・旅行業・娯楽業」「医療/福祉業」「サービス業」「公務」「農業・林業・漁業・鉱業・採石業・砂利採取業」の16業種を対象に調査を実施。

14個のチェック項目を有した「サイバー防御力チェックリスト」を用いて測定されたサイバー防御力ランキングでは、「通信業・放送業・広告業・映像/音声/文字情報制作業」「情報サービス業・インターネット附随サービス業」「金融業・保険業」が14ポイントで同率1位という結果になっている。

  • サイバー防御力ランキング 引用:サイバーセキュリティクラウド調べ

このサイバー防御力が最も高い3つの業種は「勤務先の業績はここ一年で下がっている」という項目に対して「当てはまらない」と答えた人が比較的多いこともわかった。「情報サービス業・インターネット附随サービス業」では78.9%、「通信業・放送業・広告業・映像/音声/文字情報制作業」と「金融業・保険業」では73.7%と、平均で75.4%が「当てはまらない」と回答しているという。

一方で「勤務先の業績はここ一年で下がっている」という項目に対して「当てはまる」という回答が多かった業種は、「生活関連サービス業・旅行業・娯楽業」「宿泊業・飲食サービス業」「運輸業・郵便業」の3業種で、3業種ともサイバー防御力が十分でない業種だったことが判明している。

  • 勤務先の業績はここ一年で下がっている 引用:サイバーセキュリティクラウド調べ

また「勤務先の株価がここ1年で下がっている」の項目に対して「当てはまる」という回答が多かった「製造業」、「農業・林業・漁業・鉱業・採石業・砂利採取業」、「宿泊業・飲食サービス業」、「生活関連サービス業・旅行業・娯楽業」もサイバー防御力ランキングの下位業種で、業績低下に関する質問と類似の結果に。この結果に対し、同社は、業績や株価が低下するのはさまざまな要因が挙げられるものの、サイバー防御力のランキングと一定の相関関係があるといって良いのではないかとの見方を示している。

  • 勤務先の株価はここ1年で下がっている 引用:サイバーセキュリティクラウド調べ

同調査では、セキュリティ対策への投資額についても聞いている。「年間でのセキュリティにかける予算について100万円以上かけている」と回答した人が多い業種は、サイバー防御力調査において満点の14ポイントを獲得している情報サービス業・インターネット附随サービス業(31.6%)、金融業・保険(26.3%)、通信業・放送業・広告業・映像/音声/文字情報制作業(21.1%)と13ポイントを獲得した学校教育/学習支援業(27.8%)だったという。