ColtテクノロジーサービスとIBMは11月25日、IBM Cloud Satelliteに支えられた安全なエッジ・クラウドサービスをエンドユーザーに提供し、製造業のバリューチェーンにおけるインダストリー4.0技術導入上の課題を解決する、共同ラボ環境の立ち上げを発表した。
同ラボは、製造業のインダストリー4.0への転換を支援する概念実証と最適化されたソリューションを提供する為に設計されたもの。ラボでは、5G、目視検査、サプライチェーンの遠隔測定監視、IT/OTセキュリティ、遠隔管理、脅威監視などのエッジ機能を活用して収益化する方法を模索する、業界全体の企業に実地体験を提供する予定としている。
また、同ラボでは、インダストリー4.0実現のための3つの基礎となるエッジ・ユースケース「目視検査」「サプライチェーン・テレメトリー」「エッジでのセキュリティ」を統合して実現している。
これらの実験的ユースケースを強化するために、Coltは次世代クラウド型SD-WANサービスと、インテリジェントで柔軟な仮想化コンピューティング・プラットフォームであるColt Edgeを活用する予定。
両社の技術を組み合わせることで、ネットワーク・エッジでのITとOTの円滑な融合を実現しながら、製造業務のパフォーマンスを最適化する環境を顧客企業に提供することが可能になるという。