ペンマークは11月22日、大学生向け履修管理SNS「Penmark」を利用している現役学生23万人を対象に実施した「新型コロナウイルスの影響による、Z世代の学生生活の変化についての実態調査」の結果を発表した。
就職を志望している業界は「メーカー」が23.9%で最も多く、これに「IT・ソフトウェア・通信(17.2%)」、「商社(15.3%)」が続いた。1位の「メーカー」は、すべての学年で20%以上の学生が志望しているという。
また、「自分で起業したい(12.4%)」を選ぶ学生は、約8人に1人という結果が出ている。起業志望の学生の割合が高い大学をみると、1位が「日本大学」(2.50%)、2位が「慶應義塾大学(1.61%)」3位「近畿大学(1.55%)」となっている。
また、現在の就職活動の状況について聞いた質問では、「就職活動を終了した」が17.9%、「まだ就職活動を始めていないが、インターンには興味がある」が14.7%、「まだ就職活動を始めていないが、インターンには参加している」が9.1%という回答が得られており、インターンシップに注目が集まる結果となっている。
「インターンシップに参加もしくは興味がある」と回答した学生のうち、1年生は「21.0%」、2年生は「26.3%」と、1・2年生の約4人に1人が「インターンシップに参加もしくは興味がある」と回答した。1・2年生の1.78%が「就職活動を続ける(既に内定はもらっている)」と回答していることから、本格的に就職活動が開始する大学3年生より以前から就職を意識して学生生活を送っていることが判明したという。
同社はこの結果に加えて、経済産業省、文部科学省および厚生労働省が「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」を改正し、現大学2年生から一定の要件を満たしたインターンシップについて、取得した学生情報を広報活動・採用選考活動に活用することが可能となったため、今後さらに採用に直結するインターンシップの早期参加が進むのではないかと予想している。