1Passwordは11月17日(現地時間)、「Passkeys & 1Password: The Future of Passwordless|1Password」において、1Passwordが2023年初頭に提供開始予定の「Passkeys」のデモを公開したと伝えた。お気に入りのWebサイトやサービスがパスキー(Passkey)をサポートするようになるには時間がかかるとされているが、デモによってパスキーの一端を垣間見ることができると説明している。
Passkeyは、FIDO Allianceが策定する「FIDO/WebAuthn」仕様に基づいて実装されているパスワードレス認証の次世代標準技術。Googleが10月12日にAndroidとChromeで「パスキー」への対応を発表し、また、Appleが10月24日に「macOS Ventura 13」と「iPadOS 16」上のSafariにおいて「パスキー」への対応を発表した。
FIDO (Fast IDentity Online)アライアンスメンバーである1Passwordが、パスキーによるパスワードレス認証を体験できるよう、インタラクティブなデモWebサイトを公開した。どのデバイスでもパスキーでサインインできるとされており、次のWebサイトから体験できるようになっている。
デモサイトには、パスキーがサインイン体験をどのように変えるのかを紹介するため、必要な情報をまとめた解説動画も用意されている。「パスキーとは何か」「なぜパスワード不要の技術がオープンで相互運用可能であることが重要なのか」、そして「1Passwordでパスキーを使用するとどのようになるのか」に関する説明が掲載されている。
1Passwordおよび他の業界リーダーは、FIDOアライアンスを通じて、ユーザーにふさわしいパスワードレスのサインイン体験を構築することを目指しており、その一環としてデモWebサイトが提供されている。世界中のあらゆるプラットフォームやデバイスでパスワード不要の認証が機能することを目標として掲げられており、パスキーによって選択肢を犠牲にすることのないセキュリティと利便性を提供することができると伝えている。