もともと、コンシューマーがインターネットを利用するデバイスとしては、パソコンがそのほとんどを占めていた。しかし、2010年ごろからモバイルデバイスのシェアが増加。以降、2017年にかけてスマートフォンの利用比率が増加していき、2017年以降はスマートフォンのシェアがパソコンのシェアを超える状況が続いている。2017年以降のシェア変動は緩やかなものになってるが、それでもスマートフォンのシェア増加とパソコンの減少という傾向が続いている。

  • 2009年1月~2022年10月 デスクトップ/モバイル/タブレットマーケットシェア(世界) - StatCounter Global Stats

    2009年1月~2022年10月 デスクトップ/モバイル/タブレットマーケットシェア(世界)  資料:StatCounter Global Stats

しかし、日本の推移はこうした世界の状況と異なる動きを見せている。日本においてもパソコンのシェア減少とスマートフォンの増加という傾向は続いていたが、ほぼすべての期間においてパソコンのほうがモバイルデバイスよりも高いシェアを確保するという状況にある。

  • 2009年1月~2022年10月 デスクトップ/モバイル/タブレットマーケットシェア(日本) - StatCounter Global Stats

    2009年1月~2022年10月 デスクトップ/モバイル/タブレットマーケットシェア(日本) 資料: StatCounter Global Stats

しかも、2021年に入ってからは増減の傾向が反転。パソコンのシェアが増加し、スマートフォンのシェアが減少するといった状況に転じた。2022年に入ってからはパソコンもスマートフォンもシェアの横ばい傾向が続いているが、2021年からの推移を見ると依然として増減の傾向が続いているように見える。