群馬県下仁田町(以下、下仁田町)、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は10月24日、「ICT活用によるまちづくりに向けた連携協定」を締結したことを発表した。
この協定の下、下仁田町のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進計画を、NTTドコモとNTT Comが地域独自のプラットフォームの構築などを通じて支援する。これにより、情報格差の解消や、住民向けまたは観光客向けサービスの利便性向上、庁内業務の効率化を目指すとのことだ。
NTTドコモとNTT Comは、住民の情報格差の解消に向けて、災害や医療などの自治体サービスに関わる最新情報を一元集約し、住民がいつでも受け取れるモバイルアプリ環境の整備を進めるという。また、住民向けに、アプリの利用方法を含めたスマートフォン利用の習熟支援なども実施するという。
また、住民および観光客向けサービスの利便性向上に向けては、自治体や地域事業者からの観光情報を効率的に観光客に届ける仕組みを構築し、観光客の地域内周遊を促進する。自治体および地域事業者向けにビッグデータの収集や分析などを可能とするシステムを構築し、住民と観光客向けのサービス向上を目指すようだ。さらに住民向けとして、安心安全な暮らしの実現に向けてデジタル技術を活用した見守り環境を整備する。
庁内業務の効率化については、住民向けサービスのデジタル化を実施して、住民が来庁せずに自治体サービスを受けられる仕組みなどを構築するという。その他にも、庁内の事務作業のデジタル化によって稼働を削減し職員の働き方改革も進める予定だ。