ESETは10月6日(米国時間)、「The need to change cybersecurity for the next generation|WeLiveSecurity」において、次世代に向けたサイバーセキュリティの変革の必要性を訴えた。ESETは幼少期に植え付けられた習慣は生涯にわたって影響してくるとして、サイバーセキュリティの習慣づけにもこのことが当てはまると説明している。

  • The need to change cybersecurity for the next generation|WeLiveSecurity

    The need to change cybersecurity for the next generation|WeLiveSecurity

幼い頃からセキュリティに対する考え方を教え、サイバーセキュリティのソースから繰り返し提供されるガイダンスを使用して危険を理解することから、サイバーセキュリティに対する危機意識は生まれるという。本能的な保護を実現するには、幼い頃からセキュリティの習慣を教え、継続的に強化する必要があると述べられている。

現在働いている世代が幼かった頃はサイバーセキュリティの問題が存在しないまたは大きな問題とされてなかったため、オンラインの危険性について教わることはなかった。しかしながら、次世代にはコアとなるセキュリティの本能とスキルを教育するべきと指摘している。

ESETは多くの企業または組織でサイバーセキュリティの話をしている者として、子供へのサイバーセキュリティの教育が行われていないことが最大の問題であるとしており、企業や組織にとって重要とされているサイバーセキュリティの問題を解決したいのであれば、リンクをクリックせず、認証情報を渡さないというメカニズムを身につけた世代に職場を変えていく必要があると説明している。

フィッシングが存在せず誰もがネット詐欺にだまされないという夢を実現するには、幼少期からのテクノロジーの使用や指導方法、子供たちに教えるべき中核となる基本的なスキルを大きく変えていく必要があると訴えている。