レバテックは9月26日、フリーランスITエンジニアを対象にしたインボイス制度に関する調査結果を発表した。これによると、「すでに登録済みまたは2023年3月末までに登録予定」という回答者は半数を下回っている。
同調査は同社が、全国のフリーランスITエンジニアを対象として9月9日・10日の両日にWebアンケート調査により実施したものであり、有効回答者数は300人。
インボイス制度の認知度を見ると、「知っている」という回答者は69.0%だった半面、「知らない」が31.0%だった。
インボイス制度を知っているという回答者にその理解度を尋ねたところ、「深く理解している」と「理解している」の合計は57.9%を占める。
インボイス制度を知っている回答者に現時点での登録状況を聞くと、「すでに登録済み」は6.8%に留まり、「23年3月末までに登録する予定」が41.1%に上った。
「23年3月末までに登録するつもりはない」という回答者に登録予定を尋ねたところ、「登録しない予定」が34.3%、「わからない」が61.1%だった。
インボイス制度を知っている回答者に制度への賛否を質問すると、70.0%が反対と回答している。
最も強い反対理由を尋ねたところ、「免税事業者のメリットが得られなくなる」が41.4%と最も多く、以下「報酬の減少」(26.9%)、「発行手続きなどの準備が面倒」(15.9%)と続く。
賛成理由では、「公正に納税が行われるようになる」が67.8%で最多だった。
課税事業者になることにメリットとデメリットのどちらを感じているかを聞いたところ、計44.3%がデメリットを感じている。