マネーフォワードは9月20日、常陽銀行に資金管理サービス「Mikatano 資金管理」とDX(デジタルトランスフォーメーション)支援サービス「Mikatano ワークス」を導入し、常陽銀行を通じて、同行の顧客である中小企業向けに10月3日から提供を行うことを発表した。

「Mikatano 資金管理」のユーザーは、銀行口座の残高や入出金明細を管理画面上で管理できるほか、日々管理している複数の金融機関の口座情報の取得できるため、通帳の記帳を行うことなく最新の情報を得られる。また金融機関は、顧客の資金繰りをリアルタイムで把握できるため、融資などの経営改善に役立つサポートを行える。同サービスは、常陽銀行の顧客に向けては「常陽銀行Mikatano 資金管理」の名称で提供される。

また「Mikatano ワークス」は、直感的なUIによって、コミュニケーションツール、ワークフロー、勤怠管理などのグループウェアをはじめとした日常業務に活用できるデジタルサービスを提供する。同サービスは、IT担当者の不在などでDXが進んでいない企業でも簡単に安価で利用することができ、業務のデジタル化の第一歩を進めていくことができるサービスになっているという。同サービスも常陽銀行の顧客に向けては「常陽銀行Mikatano ワークス」の名称で提供される。

  • 「Mikatano」シリーズのサービスのイメージ。左から、「Mikatano 資金管理」、「Mikatano ワークス」

マネーフォワードと常陽銀行は、「Mikatano」シリーズの提供を通じて、中小企業のデジタル化・DXに貢献するとともに、地域経済の発展に寄与していきたい考え。