新明和工業は、同社のエレベーター方式駐車設備導入済みのマンションや企業向けにAIで入庫可否判定や自動入出庫を実現する操作支援アプリを開発、10月20日から販売を開始する。パーキングサポートアプリ「Spasa」は、同社のエレベーター方式駐車設備「エレパーク」(E型・F型向け)利用者にオプションとして提供。省スペース、省エネ設計、EV対応、インターネットによる出庫予約システムなどをオプションで備えるタワー式駐車設備によりいっそう便利な機能を追加する。

  • 「Spasa」入庫可否判定の利用イメージ(同社資料より)

    「Spasa」入庫可否判定の利用イメージ(同社資料より)

「エレパーク」(公式Webサイト)

「エレパーク」(公式Webサイト)

「入庫可否判定」機能では、車両のナンバープレート情報を入力することで、国土交通大臣認可の登録情報提供機関システムから車検情報を入手し、同社が保有する設備データベースと照合し入庫可否をアプリ上で判定できるようになる。「SMART入庫」機能では、AIによる画像認識技術で設備カメラが、指定の場所に停車した車両のナンバープレートから最適な収容パレットを自動で呼び出す。従来、リモコン操作や降車しての設備操作が必要であったが、この機能により"操作レス"での作業が可能になる。

「Spasa」はモビリティーSaaS「Park Direct」を運営するスタートアップ企業ニーリーと共同で開発している。画像認識技術やコンテンツを新明和工業、アプリ本体の開発をニーリーが担当している。システムは2022年10月20日より販売開始、2023年10月からの対応設備設置、2024年4月のサービス開始を予定する。