SmartHRは9月15日、同社が運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」とウイングアーク1stが提供する「SVF Cloud」がシステム連携し、「SVF Cloud for SmartHR(エスブイエフクラウド フォー スマートエイチアール)」として提供を開始することを発表した。
「SmartHR」は、雇用契約や入社手続き、年末調整などの多様な労務手続きをペーパーレス化し、データとして蓄積するサービス。勤怠管理システムや給与計算システムなどと連携でき、さまざまなデータの一元管理も可能。
一方の「SVF Cloud」は、商取引において発生する請求書、納品書、発送伝票や、公的機関が発行する各種証明書などの各種帳票類の設計から出力まで一括で実現するクラウドサービス。
両サービスを連携して開始する「SVF Cloud for SmartHR」は、「SmarHR」と連携して精緻な帳票を自由度高く作成できる「SmartHR」専用アプリケーションだ。「SmartHR」には、従業員から収集した情報が直接蓄積されるため、常に最新で正確な情報を利用した帳票作成が可能になる。
帳票作成時は、「SmartHR」上から参照したいデータを選択できるため、従業員情報を確実に引用することで人的ミスの削減につながる。また、「SVF Cloud for SmartHR」上では、無料提供しているテンプレートを利用したレイアウトが行えるため、レコード件数や内容に応じて帳票を設計でき、改行や印刷によるレイアウト崩れを防止するという。
なお、自社独自の帳票を作成する場合は、すでに社内で使用しているPDFファイルや紙の帳票を取り込むことで、固定文字や罫線を一括で再現できるとのことだ。