SmartHRは6月20日、同社のクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」がチームスピリットの働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」とシステム連携し、協業を開始したと発表した。

  • 「SmartHR」と「TeamSpirit」が連携を開始する

    「SmartHR」と「TeamSpirit」が連携を開始する

SmartHRは雇用契約や入社手続き、年末調整などの労務手続きをペーパーレス化し、データとして蓄積可能なサービスだ。勤怠管理システムや給与計算システムなどとの連携によりデータの一元管理が可能になるほか、同サービス内に蓄積した従業員データを活用した「人事評価」や「従業員サーベイ」などの人材マネジメント機能も提供する。

TeamSpiritは勤怠管理や工数管理、経費精算、電子稟議、社内SNS、カレンダーなど、社員が日々利用する社内業務システムを一元化したクラウドサービス。複数の機能が連携しているため出社から退社までの活動情報を集約でき、これらのデータの分析により働き方を可視化できるという。

今回の両社の連携により、TeamSpiritの導入企業はSmartHRに登録している従業員情報をTeamSpiritに連携して、最新の従業員情報を一元管理できるようになる。初期導入や日々の入退社、組織変更などに伴う従業員マスタの更新作業が簡略化できるとのことだ。

また、TeamSpirit上に蓄積されている勤怠などの働き方のデータとSmartHRから自動出力した従業員情報をTeamSpiritのダッシュボード上でデータ分析できるようになるため、人的資本経営に寄与するとしている。

協業の初期フェーズとなる今回の連携では、SmartHRからTeamSpiritへの新入社員情報の自動取り込みが可能となる。今後は、部署情報の取り込みや完全自動化などにも順次対応予定だという。