大容量ストレージ・インフラストラクチャを手掛けるSeagateは9月7日(カリフォルニア州 現地時間)、第6世代のコントローラ・アーキテクチャを搭載したストレージ・アレイである、次世代型のExos Xシステムを発表した。
Exos X 2U12、2U24、および高密度エンクロージャ5U84においてExos Xシステムを刷新しており、同社によると最大で前世代の約2倍のパフォーマンスと、エンタープライズクラスの耐久性を実現しているとのことだ。
同社のExos Xシリーズは、ペタバイト級のラックマウント型ブロックストレージ・エンクロージャ・ファミリーであり、これにより複数のHDDとSSDを集約して仮想化し、データの復元力や可用性を高めている。
Exos Xストレージ・アレイにはADAPT(Advanced Distributed Autonomic Protection Technology)イレイジャー・コーディング・ソリューションとSeagateの自己修復ストレージ技術であるADR(Autonomous Drive Regeneration)を搭載している。そのため、ドライブの継続的な監視や診断、稼働させたままの自動再構築も可能だ。
さらに、同社によると、VelosCTコントローラにより、1ミリ毎秒の待ち時間で、最大72万5000IOPS(1秒あたりのI/O)、最大12GB毎秒のシーケンシャル・リード、最大10GB毎秒のシーケンシャル・ライトのパフォーマンスを持つとしている。