ミライト・エックスは、8月31日、建設業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、スマートフォンやタブレットなどから、シンプルな操作で現場業務を効率化する総合的なICTサービス「さくレポ」の提供を9月1日から開始することを発表した。

同シリーズの第1弾として、KY(危険予知)・ヒヤリハット(危ないことが起こったが幸い災害には至らなかった事象)の運用管理体制を電子化し、現場の安全意識向上を支援するチャットボットサービス「KY・ヒヤリハットソリューション」をリリースする。

「さくレポ」は、スマートフォンからいつでもクラウドと連携して、現場で必要な情報やノウハウをどこででも安全に運用管理することを可能にするサービス。現場からの報告内容を、現場監督、職長、他の作業者から「いいね!」で加点評価する仕組みを搭載しており、作業員が報告した内容が評価されるので、積極的な報告活動へとつながるという。

「さくレポ」第1弾の「KY・ヒヤリハットソリューション」は、スマートフォンからチャットボットと簡単な対話をするだけで、その場でリアルタイムに写真付きの現場報告が完了するサービス。その報告内容はクラウドに保存されて集計・分析まで行うため、大幅な時間短縮が実現されるとしている。現場状況の情報伝達スピードが向上し、運用管理が電子化されることで、過去の事案をデータ分析して危険工程を洗い出し事故を未然に防ぐほか、成功事例を未来に生かす体制が築けるという。

  • 「KY・ヒヤリハットソリューション」のイメージ

「KY・ヒヤリハットソリューション」は、「direct」「kintone」「Botworking」といった3つのクラウドサービスで構成されており、チャットボットの利用料が月額4万円(税別)から提供され、「direct」「kintone」のアカウントが別途必要になるという。