レアジョブは8月31日、「英会話力と年収に関する調査」の結果を発表した。これによると、英会話力の高さと年収の間に相関関係があることが分かった。

同調査は同社が、同社サービスである「レアジョブ英会話」の有料会員のうち、調査期間中の「レアジョブ・スピーキングテスト powered by PROGOS」受験者を対象に行った。調査日は6月6日と7月4日の両日。回答者の年代は20~60代であり、有効回答者数は320人。

英語4技能を測定できるという国際指標であるCEFR(セファール)を基に、回答者の英会話力のレベルを「CEFR A2以下」と「CEFR B1」に区分し、さらに世代別で分類したところ、20代ではレベルによる年収の差がほとんど無かったのに対して、30代以降では差が大きくなり、50代以上になるとその差は約111万円という結果だった。

  • CEFR基準の英会話力と年収の関係 出典: レアジョブ

さらに高いレベルである「CEFR B2」を保持する学習者の年収を見ると、4人に1人が1000万円を超えている。

  • CEFRレベルB2の年収分布 出典: レアジョブ

CEFR B2は、海外のグローバル企業で求められるレベルの英会話力といい、日本企業でも英語使用部署の管理職には求められる水準だと同社はいう。

  • 一般にビジネスで英語を使用する際に求められるレベル 出典: レアジョブ

同社は、英語学習においては継続が非常に重要だと指摘した上で、学習支援の機能やサポートに加え、目標設定やモチベーションの維持も学習継続を支えるファクターであり、今回の調査結果も1つの実証データとして寄与するとしている。