フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は8月23日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|国税庁をかたるフィッシング (2022/08/23)」において、国税庁を偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。
メールの件名としては、次の文字列が使われているとされおり注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。
- 未払い税金のお知らせ
- 【未払い税金のお知らせ】
- 税務署からの【未払い税金のお知らせ】
- 【督促状】滞納した税金がございます
- 【国税庁】最終通知
- 【国税庁】差押最終通知
- <未払い税金のお知らせ>
- NV TRUSTカー ドお取引のご確認 番号:M****
確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。
- https://ur●●●●.com/●●●●
- https://nta-●●●●.space/
- https://kenich.●●●●.in/●●●●.php
- https://nishida.●●●●.in/●●●●.php
- https://sumiya.●●●●.in/●●●●.php
- http://mx7●●●●.jp/●●●●.php
- https://xoaeg●●●●.cn/
報告されている詳細内容は次のとおり。
- 所得税や国税等の未納があるため、支払うように求めるメールが送付されてくる。支払いが行われない場合は差押処分を行うとして手続きを進めることを促している。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、個人情報の窃取、Vプリカの購入などに誘導される。メールに使われている漢字のフォントが一部通常日本語で使われないものであるほか、微妙に不自然な部分があり、注意深く読むと違和感に気が付きやすい。
- 2022年8月23日の時点で、フィッシングサイトは稼働している。
フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。
フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告して欲しいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。