Microsoftは現在、Windowsについて6カ月に1度の大型アップデートを提供するリリーススケジュールを採用している。この方針に基づけば、次の大型アップデートである「Windows 11 バージョン 22H2」は2022年後半にリリースされることになるが、現時点では具体的な日付は公表されていない。
これについて、Windows Centralが8月17日(現地時間)、「Windows 11 version 22H2: Everything you need to know about Microsoft's next big OS update」において、信頼できる筋の情報として9月20日にリリースされる可能性があると伝えた。
Windows 11 バージョン 22H2は本稿執筆時点ではRelease Previewの段階にあり、Windows Insiderプログラム向けに公開されている。このアップデートには、タスクバーへのドラッグ&ドロップ機能、フォーカスアシストと通知センターの統合、スタートメニューの改善、新しいタスクマネージャー、エクスプローラーのUIの修正、「Clipchamp」や「Family Safety」などの新しい標準アプリの追加、タッチスクリーンでジェスチャー操作の追加など、非常に多くの変更や機能改善が含まれている。
Windows Centralは、Microsoftが2022年末までにバージョン 22H2の最初の「Moments」アップデートを提供する予定であることにも言及している。「Moments」は、主要なOSリリース以外の新機能を提供するリリースエンジニアリングで、これによってMicrosoftはOSのアップデートサイクルに依存せずにアプリなどの新機能を展開できるようになる。
これらのリリーススケジュールはMicrosoftによる正式な発表ではなく、あくまでも複数の情報筋からの予測として取り上げられたものだ。しかしながら、新バージョンをいち早く使用したいユーザーにとっては、希望が持てるニュースと言えるだろう。バージョン 22H2は「Build 22621」としてリリースされる予定だ。