アリババクラウドは8月16日、デロイト中国と共同で「デロイト-アリババクラウド自動車産業センター」を設立したことを発表した。同センターは自動車業界に対し、自動運転技術に加えて、インテリジェントな製造やデジタルマーケティングなどのエンド・ツー・エンドのソリューション提供に重点を置いているという。
また同センターでは、自動運転、インテリジェントクラウドネットワーク接続、デジタルサプライチェーン、サイバーセキュリティといった各分野の専門家が所属するデロイト中国自動車セクターのクラウドサービスチームによる支援のもとで、同チームが持つインサイトと知見を生かしてユーザー企業の課題解決への貢献を目指すとしている。
アリババクラウドは、ネットワークやAI(Artificial Intelligence:人工知能)、エラスティック・コンピュートをはじめとするクラウド技術をセンターに提供し、自動車業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートするとのことだ。また、自動車産業のクラウドネイティブ化が期待されるとして、バリューチェーン全体でユーザー企業のDXを支援する狙いだ。
デロイト中国はこれまで、中国の30都市において、2万人以上の専門家がコンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、リスクアドバイザリー、ビジネスアドバイザリー、税務サービスをワンストップで提供してきたとのことだ。