モリサワは8月2日、クラウド型の新フォントサービス「Morisawa Fonts」を2022年10月4日から提供すると発表した。同サービスは、1500書体以上の書体ライブラリーを定額で使えるライセンス製品「MORISAWA PASSPORT」の後継サービスとなる。

サービスの提供価格(税込)は、1ライセンスあたり6万4240円で、契約期間は1年となる。なお、Webサイト上で契約手続きを行った場合、契約の自動更新を設定できる。

  • 「Morisawa Fonts」は2022年10月4日から提供される

    「Morisawa Fonts」は2022年10月4日から提供される

すべてのフォントと機能が利用できるスタンダードプランと、5書体のフォントが無料で試せるフリープランが用意されており、同社は今後、ユーザーの用途に合わせてプランを拡充していく予定だ。

スタンダードプランでは、従来製品と同様にモリサワグループのフォントのほか、ヒラギノシリーズ、昭和書体など他社フォントを含む1500書体以上のライブラリーが利用可能だ。また、サービスで提供されるフォントを使用して制作したロゴなどの商標登録も行える。

同サービスではユーザー単位でライセンスを発行し、同一アカウントでPC2台まで登録して利用できる(1つのライセンスの同時利用はできない)。

なお、従来製品の「MORISAWA PASSPORT」については2022年11月以降、順次、新規契約・契約更新の受付を終了し、2028年度にサービスの提供を終了する予定だという。

  • ライセンス製品「MORISAWA PASSPORT」の提供終了までのスケジュール

    ライセンス製品「MORISAWA PASSPORT」の提供終了までのスケジュール